【特殊な熱帯魚たち】ショートボディについて

生体全般

特殊個体 ショートボディとは?

熱帯魚にはショートボディと呼ばれる個体が存在します。生まれつき脊椎の数が少なく、ノーマルの個体に比べて体長が短いことが特徴で、見た目の可愛らしさから観賞魚として人気があります。また、ノーマルの個体と比較して大きく成長しないことから、小さな水槽でも飼育することができるため、大型の設備を用意できない方にも重宝されています。

ショートボディが生まれるのは

ショートボディの多くはブリードの過程で誕生します。自然界にも極稀に存在しますが、ブリード個体の流通が大半を占めていると考えられます。例外もありますが、自然界では体の大きさそのものが生存競争において有利に働くためショートボディの個体は不利な立場にあり、ワイルドで大きく育った個体を見ることは極めて少ないと思われます。

ショートボディの特徴

こちらは両方ともゴールデンマハシールです。上がノーマル個体、下がショートボディの個体です。比較してみると同じ魚とは思えないほど体型に差があり、ショートボディのほうが体高が厚いのがわかります。

https://tropicalfish-online.com/2019/01/26/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%e3%80%8015cm%C2%B1/
ゴールデンマハシール ウルトラショート10cm±
ゴールデンマハシール ウルトラショート10cm±

ショートボディの個体は普通に飼育できる?

ショートボディ個体はノーマル個体と同様に飼育できます。好む餌の種類も同じですし、ノーマル個体とショート個体との混泳も可能ですが、いくつかの注意点があります。

餌をあげすぎない

適量の餌を与えることはノーマル個体と同じですが、ショートボディの個体はノーマル個体と比べて内臓も詰まっていることが多いため、餌のあげすぎには注意が必要です。場合によっては消化不良を起こす危険性があり、ノーマル個体よりも気を付けて餌を与えるようにしましょう。

成長速度に注意

ショートボディの場合、ノーマル個体と比べると成長が遅いことがあり、そもそも体長が大きくならないためノーマル個体の方が早く大きくなることがあります。混泳させている場合は体の大きさの差がついてくると、時には攻撃対象になったり最悪の場合には捕食対象になるケースがありますので、普段から水槽の様子を見ておくことが肝心です。

色々なショート個体

ポリプテルス

ポリプテルス セネガルスショート 13㎝±
ポリプテルス セネガルスショート 13cm±
ポリプテルス ラプエンショート 13cm±
ポリプテルス ラプエンショート13cm±
ポリプテルス エンドリケリー ウルトラショート10cm±
ポリプテルス エンドリケリー ウルトラショート10cm±

ポリプテルスのショートボディは比較的多く流通しています。エンドリケリーだけでなく、ラプエンやセネガルスなど多くの種類でショートボディが見られます。ただ中にはセミショートと呼ばれる個体やショートでも詰まり方がいびつな個体も多くみられるので、きれいな詰まり方をした個体を選別することをお勧めします。

その他のショートボディ

レッドスネークヘッド ショートボディ30cm±
レッドスネークヘッド ショートボディ30cm±
バラマンディ ショート 15cm±
バラマンディ ショート 15cm±
レッドテール×タイガーシャベル ショート 25cm±
レッドテール×タイガーシャベル ショート 25cm±

ポリプテルスだけでなく、アロワナ、ナマズなどにもショート個体は存在します。特にナマズはノーマル個体が大型になるものが多いので、小さな水槽でも飼育可能なショート個体の人気が高いです。

まとめ:ショートボディについて

ショートボディの個体にはノーマル個体にはない魅力があります。体型はノーマル個体とは全く異なり、見た目の可愛らしさも人気の秘密です。ノーマル個体と比べると希少価値が高く、入手が困難な場合もありますが、是非ショートボディの個体を飼育してみてください。

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