大型魚混泳を成功させる5つのポイント

生体全般

混泳水槽の魅力

アジアアロワナなど、単独飼育でも十分魅力を発揮する熱帯魚も多いですが、多種多様な魚が同時に泳ぐ混泳水槽は見ていて飽きません。


大型魚の混泳を成功させるために、抑えておくべきポイントを紹介します。なお紹介する事例は一例であり、結果を保障するものではありません。

混泳成功の秘訣

混泳成功の秘訣  ①それぞれの生活層を知る

熱帯魚にはそれぞれ生活している層に違いがあります。水槽の上層を泳ぐ魚や、下層で暮らす魚、その中間を泳ぐ魚など様々です。生活層が重なると互いに干渉しあい、時には争いが起きることがあります。

このため混泳させるときは生活層が重ならない種類を選ぶことが重要になってきます。以下はそれぞれの生活層の代表的な熱帯魚です。

上層を泳ぐ魚


〇アジアアロワナ、シルバーアロワナ、ブラックアロワナなど

ヘテロティス(ナイルアロワナ)などを除くアロワナは上層を泳ぐ魚の代表的な例です。自然界では水面に落ちてくる昆虫などを捕食しているため上層を生活層としている場合が多い種類です。

中層を泳ぐ魚


〇ガーパイク、ダトニオ、キクラ(アイスポットシクリッド)などのシクリッド、カラープロキロダス、バラマンディなど

主に中層を泳ぐ熱帯魚は数多く、ダトニオや多くのシクリッドはこの層で生活します。
またガーパイクもこの層で生活することが多い種類です。

下層を泳ぐ魚


〇 ポリプテルス、淡水エイ、プレコなど


ポリプテルスは下層で生活する代表的な種類です。また淡水エイも同じく下層で生活しています。プレコなど大型ナマズにもこの層で生活する種類が多く見られます。

混成成功の秘訣② サイズに注意する


混泳させる熱帯魚のサイズには注意が必要です。基本的に口に入るサイズの魚との混泳は避けます。

一部レッドテールキャットなどは捕食できるサイズがかなり大きく、同じぐらいのサイズの魚でも捕食してしまうケースがあるので、不安に感じた場合は混泳を避けた方が無難です。

混泳成功の秘訣③ 魚の気性を知る


温和な性格で混泳に向いている熱帯魚は多いですが、中には気性が荒く混泳向きではない魚も存在します。

また同じ種類であっても個体によって性格が異なる場合があり、飼育している魚の気性を把握しておく必要があります。オスカーのようにワイルドかブリードかでも気性が異なる種類もあります。

混泳成功の秘訣④ 混泳させる匹数に注意する


生活層が重なる熱帯魚の場合でも、魚の数によって混泳させることができます。基本的に1対1など匹数が少ない場合は喧嘩をすることが多く、逆に混泳させる魚が多いほど力関係が分散され、混泳成功につながる傾向があります。

例えばアジアアロワナなども2匹での混泳は難しいですが、5匹以上であれば混泳に成功している事例もあります。 逆にポリプテルスは大人しい性格のため2匹でも混泳できる場合が多いです。

混泳の秘訣⑤ パワーバランスに気を付ける

いったん混泳に成功しても、成長に伴いサイズに差が出てきたり、性格が変わるなどしてパワーバランスが崩れる場合があります。

また魚を増やしたり、逆に減らしたりした場合も注意が必要で、今まで保たれていた均衡が破れて争いが起こるケースも見られます。


このため混泳水槽の様子は日頃から常に観察し、微妙な変化が起きていないかチェックすることが必要です。

まとめ 大型魚の混泳について

混泳水槽は迫力があり、大型魚飼育の醍醐味の一つです。混泳させるにはいくつかの注意点がありますが、基本的なポイントを抑えれば混泳成功に繋がります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました