停電したら、水槽への影響は大きい!
地震だけでなく、落雷や台風による断線など、自然災害による停電のリスクが常に存在します。また事故や電線の工事など人的な要因でも停電する場合もありますが、停電してしまうと水槽への影響は大きいケースがほとんどです。発電機などの予備電源があればいいのですが、一般のご家庭ではない場合が多く、発電機に頼らない工夫が必要です。
目次
水槽への影響 ①酸素不足
多くの方がエアレーションによって水中の酸素不足を解消していると思いますが、停電した場合、コンセントから電源を得ているものであれば当然動きません。特にアロワナなど酸欠に弱い熱帯魚の場合、酸欠状態が長引けば最悪の場合命を落とす危険性があります。
水槽への影響 ②温度低下&上昇
ヒーターやクーラーをしている場合、機能停止によって水槽の温度が低下もしくは上昇し、生体に影響を与えます。停電時間が長引けば熱帯魚に最適な温度を維持することができず、酸素不足と同様深刻なダメージを与える可能性があります。
水槽への影響 ③ポンプ停止による水漏れ、ろ過機能喪失
オーバーフロー水槽を使用している場合、ポンプの動作停止によって濾過槽の水があふれ、水浸しになるケースがあります。また上部ろ過、オーバーフローともにろ過できず、水質に多大な影響を与えます。
停電時の対策について
停電時対策 ①酸素不足
停電時の酸素不足については、電池式もしくは充電式のエアレーションで対策可能です。ともに停電時でも動作し、短時間の停電であれば対応可能です。アロワナなど酸欠に弱い魚については複数個使用することで酸欠を防ぐことができます。予備の電池をストックしておくことをお勧めします。
充電式のエアレーションの場合、事前に充電しておくことで停電に備えます。店舗で使用している充電式エアレーションはスペック上8時間(省電力モードなら16時間)使用可能ですので、停電が長期に及んでも対応できます。
停電時対策 ②温度低下&上昇
温度低下や温度上昇については、水槽自体を断熱性のあるもので覆うことである程度対策できます。発泡スチロールや布でもある程度の効果が期待できます。
停電時対策 ③ポンプ停止による水漏れ、ろ過機能喪失
オーバーフロー水槽の場合、あらかじめ電源が切れた時に濾過槽に落ちてくる水量を計算し、ある程度余裕を持った水量にしておくことで水漏れを防止できます。濾過槽を水でいっぱいにせず、停電に備えましょう。
また濾過不足に陥るケースが多いため、餌を与えることをやめて少しでも水質を維持することが必要です。普段から1日程度餌を抜いても大丈夫なように飼育しておくと対応できます。
まとめ:停電時対策について
停電時には水槽または生体への影響が大きいことがあります。普段から停電を想定して備えておくことで、熱帯魚を守りましょう!
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